問い合わせフォームからの売り込みメールが多いのでセールス専用のフォームを設置してみた話

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フォーム営業の流行

世間では今、「フォーム営業(問い合わせフォーム営業)」なるものが流行っているそうで、当サイトの問い合わせフォームからも月に15~20件程度の売り込みメールが届きます。

売り込みメール自体はそれほど迷惑には感じていないのですが(慣れてしまっている)、問い合わせフォームから送信されてしまうと、通常の問い合わせと混在することになり少し困ります。

そこで、一部の企業で導入が進められている「セールス専用フォーム」を設置してみることにしました。

https://www.aeg-network.com/contact/

上記の問い合わせフォームを開いた時に、「※営業・セールスのご連絡は、セールス専用のフォームをご利用ください。」といった形で下記の専用フォームに誘導しています。

https://www.aeg-network.com/contact-sales/

セールス専用フォームを設置することのメリット

問い合わせフォームとセールス専用フォームを分けることで、次のようなメリットが期待できます。

  • メールの件名を分けることができる。(→ メールを開く前に内容を予測できる)
  • 送信先のメールアドレスを分けることができる。(→ 担当を分けることができる、売り込みメール専用の処理を行うことができる)
  • 問い合わせフォーム内に売り込みメールを拒絶する文言を入れなくて済む。(※)

※企業サイトの問い合わせフォームを見ると、「ご遠慮ください」「お断りしています」「返信いたしません」「しかるべき対応を取らせていただく場合があります」といった、売り込みメールを拒否するメッセージが添えられていることがあります。これらのメッセージは売り込みメールに対しては一定の効果があるかもしれませんが、同時に、問い合わせを行おうとしている人たちの目にも触れてしまうことになります。そのことが心理的にどのような作用を及ぼすかは分かりませんが、個人的にはあまり良い印象がないため、当サイトではそのような表記は避けるようにしています。

他、問い合わせフォーム内でコンバージョンを計測している場合は、ノイズとなるデータを減らすことができるかもしれません。

セールス専用フォームを設置してみた結果

今月の1日に設置してから今日まで(19日間)のデータです。

■売り込みメール数:7件
感覚的には、売り込みメール自体が減少したように感じていますが、検証期間が短いためなんとも言えません。

■セールス専用フォームからの送信数:6件
予想していた以上に、専用フォームの使用率が高いです。

■問い合わせフォームからの送信数:1件
この1件は、専用フォームの存在に気づいてもらえなかった可能性もあります。もっと目立つように告知しておけば、問い合わせフォームからの売り込みメールの送信を大幅に減らせるかもしれません。

専用フォームの使用率は50%くらいになるのではと予想していたので、この結果は意外でした。さすが日本人といったところでしょうか。

メールを受信した段階で「売り込みメール」であることが分かるので、「問い合わせかと思ったら売り込みメールか…」といったストレスはほぼ無くなりました。

売り込みメールを送信する側の人にとっても、専用フォームを使用することで「迷惑にならないように配慮しています」といった意思を表すことができるので、セールス専用フォームを設置することは双方にとってメリットのあることなのではと感じました。

セールス専用フォームの設置については個人的に興味のあるテーマなので、今後も長期的な検証を行い、また機会があれば検証結果をご報告させていただきたいと思います。

当サイトにおける売り込みメールの取り扱いについて

当サイトに送信された売り込みメールにつきましては、内容をざっと読ませていただき、一応保管しております。もしご縁がありましたら、将来的に返信させていただくことがあるかもしれませんので、その際は宜しくお願いいたします。

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エーイージーネットワークでは、セールス専用フォームの設置にも対応しております。専用フォームの設置をご希望でしたら、ホームページの制作時、または更新時にお知らせください。

この記事を書いた人
高橋 永治

代表 高橋 永治

AEG NETWORKの代表。東京の月島出身、現在は北区に在住。個人事業主としてWeb制作を行いつつ、TAG indexでHTMLなどの情報発信も行っています。

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